境内案内｜慈悲山増善寺公式ホームページ - 今川氏親公の菩提寺

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境内案内

増善寺には数々の見どころがございます。

歴史を物語る史跡色とりどりの花々

また薄緑色の花を咲かせる御黄衣桜といった珍しい木々もございます

年間を通して色とりどりの植物に出会い　豊かな木々や花々に癒されてみませんか

円形の各画像をクリックして頂くと詳細な解説をご覧いただけます

本堂には増善寺の御本尊である地蔵菩薩様がお祀りされています。年代は室町時代ごろの作と言われ、今川氏親公の時代と同時期であると推測されます。

本堂

今川氏親公の霊廟には三つの五輪塔が建てられています。これについて江戸時代の地誌によると正室である寿桂尼大方、息子の氏輝であると伝えられています。

今川氏親公　霊廟

松平豊前守勝政・勝忠の墓の手前右隣には駿府町奉行与力として活躍した旗本・力石家の墓がございます。

駿府与力

力石家の墓

御衣黄桜は花が黄緑色をした大変珍しい桜です。ソメイヨシノなどが咲き終わる４月下旬頃から5月にかけて開花する遅咲きの桜です。

御衣黄桜

開山堂の中央には中興の祖である辰応性寅大和尚、その右隣には今川氏親公の木像がお祀りされています。この木像は氏親公の没後に家臣の福島氏から寄贈され、2006年には大々的な修復をいたしました。

開山堂

松平豊前守勝政は水野忠分の五男として生まれ、増善寺に大変貢献した方です。徳川家康とは従兄弟にあたる方でもあります。松平豊前守勝政は関ヶ原の戦いや大阪の陣に参戦し家康から厚い信頼を得た人物であります。元和五年（1619）には大番頭その後に駿府城番に任命されました。当時、徳川家から御朱印を拝領されていなかった増善寺に御朱印が下されるよう、寺領を貰うために奔走した人物であり増善寺の恩人です。寛永十二年（1635）六月十日に六十三歳で死去し増善寺に埋葬されました。

駿府御城代

松平豊前守の墓

山門をくぐると、すぐ右側に二つの文学碑があります。今川氏親公が詠んだ仏道を求める歌「いかがえむ四十あまりの年のをにとかぬ所の法のまことを」が石に刻まれています。その右側には正室である寿佳尼大方を讃える歌の歌碑がございます。この歌は寿佳尼大方の後裔である中御門宣子様が詠まれ、奉納された文学碑です。

今川氏親公・寿佳尼大方の歌碑

　

中央にあるのは増善寺の歴代住職、増善寺四十三世までの墓地です。中央のお墓が御開山の辰応性寅禅師の卵塔です。

開山辰応性寅禅師と

歴代住職の墓

駿河七観音の一つとされる行基菩薩作の千手観世音菩薩像が安置されており、七年に一度に御開帳されます。

千手観音堂

柘植平右衛門正俊は織田信長の五男(織田信治)の子で、江戸幕府では旗本として家康に仕えました。正俊は関ケ原の合戦で東軍側として参戦し軍功を上げ、駿府町奉行を務めていました。その後、慶長十六年（1611）六月一日に駿府にて没し、増善寺に葬られました。柘植平右衛門正俊の子孫は幕末まで旗本として存続しています。

旗本柘植家の墓

その姿形が達磨さんのお姿に大変似ている石です。達磨さんが横向きに座ってらっしゃるかの様に見えることが特徴的な石です。

達磨石

この石碑「故四品上総介今川増善寺公之墓碑」は江戸の高家今川家が寄贈したものです。御開山である辰応性寅禅師の350回忌法要を記念し安政四年(1857)に建立されました。内容は今川家の歴史と氏親公の生涯について記されています。350回忌の法要の際には360人ほどの雲水が集まり江湖会が行われました。

今川氏親公彰徳碑

曹洞宗慈悲山増善寺

住所 :〒420-0866 静岡県静岡市葵区慈悲尾302

電話 : 054(278)6333

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