沿 革

静岡市葵区慈悲尾にある増善寺は地蔵菩薩を御本尊とし

今川氏親公の菩提寺として知られる曹洞宗の古刹です。

増善寺は駿河七観音や駿河三十三観音霊場の札所であり、かつては真言宗の慈悲寺(じひじ)が置かれていました。

増善寺の歴史は古く、今から1300年ほど前の723年に行基が夢のお告げにて

刻まれた千手観世音菩薩を安置し、真言宗として慈悲寺を発足しました。

これが駿河七観音の霊場であり、現在も観音堂にお祀りしております。

そして 文明十二年(1480) 辰応性寅禅師が荒廃していた慈悲寺を曹洞宗として再興しました。

また 今川時代には今川義元公の父である今川氏親公の菩提寺として厚い保護を受けました。

 千年を超える古より信仰の場とされ今川家との縁が深い増善寺。

 まだ見ぬ歴史と景色が 参拝者の皆様をお待ちしております。

 

 ※今川氏親公木像は通常非公開です。

今川氏親公御命日法要(毎年6月23日)にて拝観していただけます。

平素は今川氏親公複製木像の展示静岡市歴史博物館にてご覧いただけます。

静岡市歴史博物館のHPよりご確認ください。

静岡市歴史博物館 公式HP

 

【宗派】

曹洞宗

【開祖開山】

行基菩薩
【本尊】 延命地蔵菩薩 【中興開山】 辰応性寅禅師
【開創】

養老7年(723)

【中興開基】

 今川氏親公
 

増善寺 歴史年表

養老七年(723)

行基の千手観音を安置し慈悲寺建立
久寿二年(1155) 慈悲寺の住職 源西が『探要法花験記』を著す

延応二年(1241)

慈悲寺の住職 蓮海が華厳経(第五十八巻)を写経する
文明十二年(1480) 辰応性寅禅師が衰退した慈悲寺を曹洞宗として再興
明応十年(1501)

今川氏親公が開基となり 辰応性寅禅師を開山として慈悲尾に迎え曹洞宗 増善寺を建立する

永正八年(1511) 開山辰応性寅禅師が増善寺にて亡くなる
大永六年(1526)

六月二十三日 今川氏親公没する 当時の戦国大名において大葬儀が行われる

永禄三年(1560)

今川義元公(氏親公の御子息)桶狭間の戦いにて戦死

永禄十一年(1568) 武田信玄駿府を侵攻 増善寺も戦火にあい灰燼と化す

慶安元年(1648)

徳川三代将軍家光公より家康公の由緒により御朱印十二石を拝領する
寛文十一年(1671) 増善寺の境内を現在地に移し七堂伽藍を整備 秘仏並びに宝物を一般公開する
 
   

曹洞宗 慈悲山 増善寺

住所 :〒420-0866 静岡県静岡市葵区慈悲尾302

電話 : 054(278)6333

 

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